アラビア語と索引-2-

前回はワードのソート機能を使ったアルファベット順の並び替えを紹介しました。しかし、ソートといえばやはりエクセルを使用できないかと考える方のいるのではないでしょうか。
日本語OSの環境下でのエクセルとアラビア語の相性が今ひとつという事情は以前何度かに分けて説明をしました(参照記事へのリンク)が、弊社でも以前エクセルなどの表計算ソフトを使って索引作成のソートを行っていたことがあります。

最近はあまり利用しない方法ですがよろしければ参考にしてみてください。
まず、マニュアルなどを多言展開する場合は通常英語版がベースになりますので、その英語版から索引の内容を全てコピーしてエクセル「A列」に貼り付けます。
IndexCopy1 => EnCopytoExcelgy次に翻訳された本文のアラビア語からインデックスに登録されている各語句をコピーして対応する英語の行にコピーします。
ARCopytoExcel
後はアラビア語の列(この例ではC列)でアルファベット順に並び替えを行います。
Sort1 => Sort2
ソートされました。
Sorted

しかし、いくつか注意が必要です。
(1)前回の記事にも書きましたがアラビ語は文中では定冠詞アリ・フラー( الـ )が語頭に付いていることが多いので、ただソートしただけの状態では( الـ )から始まる単語がやたらと増えてしまいます。(上のサンプルの赤文字部分などが語頭に定冠詞を含む例です)
エクセルはワードと違い「アリフ・ラーを無視してソート」という機能がないようなので、これは後で適切な位置に移動してあげる必要があります。(Excelのに詳しい方なら、適切なマクロを組んでセル文頭の「الـ」(アリフ・ラー)を無視してソートをさせることもできるかもしれません)
(2)索引の中には大きな索引項目内に更に小分けにされた項目が含まれていることがあります。弊社ではぶら下がり項目とよんでおりますが、ぶら下がり項目内の語句まで1つのセルに入れて並び替えをしてしまうと大きな項目の外に出てしまいますので、ぶら下がりに含まれる語句は全てまとめて1つのセルにあらかじめ入れておきます。例えば以下の様なイメージ。
Burasadariしかし並び替え後には小項目までがアルファベット順になるわけではないので、ぶら下がりの小項目は、全体のソート後に手動で並び替える必要があります。

全て並び替えが終わったらワードなどDTP編集ソフトに取り込みやすいテキストデータにして、最後にA, B, Cといったアラビア語のアルファベットを入れて区切れば完成です。
やや原始的な方法にも思いますが、エクセルで対訳状態の一覧を完成させてしまえば、項目抜けなどの心配はまずないので安心です。
ただし、この方法はあくまでも原文の英語と仕上がりのアラビア語が同じページだてで作成されているという事が前提です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です